今回のセミナーには、皆さんお忙しい中で22名の方に参加いただきました。
(町内自治会:3名 行政:5名 大学生:4名 高校生:3名 企業:3名 一般:4名)
お集りいただいた様々な立場の皆さんが混在した5つのチームを編成し、いろんな意見交換を行いながら地域を考え、様々な考え方を知ることが本セミナーの趣旨となります。
まず、ワークショップを始める前に町内自治会と大学生が連携し、若い世代が町内自治活動をお手伝いしている参考例として町内自治会長お二人とスカイレーベル活動参加の大学生お二人へお話を伺うパネルディスカッションを行いました。
皆さんの真剣な取り組みと、笑顔がみられる活動報告や自治会長と学生の間にある絆を感じるお話をいただきました。
Answer.学生:次世代の地域で活躍するリーダー育成を目的とした活動です。ご縁をいただき現在は大江3丁目・4丁目の資源物回収のお手伝いや夏祭り、餅つきなどの地域行事のお手伝いを行っています。
Answer.町内自治会長:学生さんが多い時は十数名も参加していただくこともあり、大変助かっております。もともと私たち大江3丁目・4丁目では「楽しい場所」に人が集まることを意識して運営しております。このスカイレーベル活動でも学生さんと一緒に楽しみながら笑顔で活動しています。それもあって、資源物を用意していただいている地域住民の方も、笑顔で訪れる学生さんが来るのを楽しみに待っていただいている方もいらっしゃいます。地域が明るくなったと感じています。
Answer.学生:小さいころから、親が町内自治活動を手伝っているのを見て、大変なことだけど大切なことという認識がありました。自分の目で地域のことを知りたいと思ったので参加しました。
学生:最初は、ボランティア活動が就職などの評価に繋がると思って参加しました。参加してみて、同世代やいろんな大人の方と接して今はやりがいや楽しさが生まれています。
Answer.町内自治会長:熊本地震が起きた時に、町内自治会の方が避難場所に集まっている時に率先してお手伝いをしてくれたのが若い学生さん達でした。その時にも感じましたが、若い世代の方と一緒に地域への取り組みを行うと参加している町内自治会のメンバーや地域の住民が元気をもらえていると感じます。とても感謝しております。
学生:地域のお手伝いをすることは、自分たちの生きていく将来に繋がることだと感じています。自分が結婚し、家族を持つ時や自分の子供、孫に繋がる経験をさせてもらえていると感じています。
Answer.町内自治会長:地域が明るくなり、住民も本当に感謝している活動です。今後も是非活動を継続していただき一緒に楽しく地域活動を行っていけたら嬉しいです。
学生:自分達が学校を卒業しても遊びにこれる場所になっていると思います。次の世代にこのスカイレーベルという場所を継続してもらい、毎年生まれるOBがいつでも顔が出せるような活動を継続していければと思います。
ワークショップは様々な立場の方が混在する5つのグループに分かれておこなわれました。まずは、自己紹介。
ご自身の立場だけでなく、10代から70代の世代が混在していますので普段あまり接することのない出会いやお話を喜ばれている方も沢山いらっしゃいました。今回のワークショップはこちらのワークシートに各グループが出た意見や考えを書き込みながら進行していきました。
グループ内のお互いを知ったところで町内自治会に参加することとは、どういう意味があるのかを話し合ってもらいました。
他のチームがどのような考え方を持っているかを手分けして聞き込み、ご自身のチームへ持ち帰り情報を共有する時間を設けたことで各チームの考え方や視野が拡がっていきました。
各チームで考えた町内自治会の参加意義を伝える為にはどのような方法があるのかを話し合ってもらい、先ほどと同じように他のチームの考え方の情報集とチームでの情報共有を行いました。
今まで考え、出た意見より各チームが「どうすれば若い世代が町内自会活動に参加するか」の意見を集約し発表いただきました。
参加された皆さんが楽しみながら、真剣に考えていただいた貴重なご意見は、どのチームも熱がこもった素晴らしいお考えとご意見でした。今後、みんなのちいきキャンペーンでも参考にさせていただき、これからの活動にも活かしていきたいと思います。
ご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました。